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“つむぐ”心アミロイドーシス診療で講演を行いました
- 2023.12.10 |
“つむぐ”心アミロイドーシス診療で講演を行いました。
心アミロイドーシスはアミロイド線維が心臓に沈着することで心臓が肥大し、心不全や不整脈を起こす希少疾患と言われています。私の経歴にあるように心アミロイドーシスに関して多くの経験や研究を行ってきました。心アミロイドーシスの診断や治療、トピックスについては今後もサイトやブログで公開していきたいと思います。
今回は「トランスサイレチン型アミロイドーシスに対する早期治療介入への考察」というテーマでお話をさせて頂きました。早期診断および早期治療介入が将来的な病気の悪化を回避し、よりよい生活が期待できる一方で、まだまだ解決すべき問題があり、今後の臨床研究の必要性について言及させて頂きました。
今後診断基準(Probable診断でも治療可能)も変わってくるのでさらに多くの患者様が診断、治療の恩恵にあずかると思いますが、トランスサイレチン型アミロイドーシスがまだまだ認知されていなかったり、治療に至ってない方もいらっしゃいます。現在は私は熊本大学病院循環器内科での診療を行っていますので、開業までは私の外来(木曜日)にご相談頂ければと思います。開業後もクリニックで心不全の基礎疾患を評価していくなかで、どれくらいの患者様にトランスサイレチン型アミロイドーシスが潜在しているのかについては、今後たかしお内科ハートクリニックを開業後の一つの研究テーマではないかと考えています。
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