医師紹介
Messageご挨拶
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広く地域の皆様に信頼される
クリニックを作り上げていきます。たかしお内科ハートクリニック 院長
高潮 征爾Takashio Seiji
2024年6月に熊本市南区良町に「たかしお内科ハートクリニック」を開業する高潮征爾(たかしおせいじ)と申します。
私は循環器内科医として、主に心不全を中心に診療および研究をして参りました。熊本大学病院循環器内科では長きにわたって病棟医長および心不全診療のチーフを拝命し、
後進の指導をしながら多くの患者様の診療をさせて頂きました。大学病院の勤務医として専門的な心不全診療や急性期治療を行うことにやりがいを感じる一方で、
その患者様の「人生」を責任もって継続的に診ていくことには限界があります。特に心不全の治療は専門的な知識と経験を必要とし、心不全増悪による入院を防ぐためには外来での診療や心不全指導、
そして終末期に至った場合にどのような医療を望んでいるかを患者様や家族と共に考え、寄り添う医療が今後求められていきます。
患者様からも「ずっと先生に診てもらいたい」というお声も頂きますが、勤務医である限りそれは叶いません。今までの経験を元に、開業医として全人的医療、多職種チーム医療を実践し、
疾病予防に基づく健康寿命の延伸、たとえ循環器疾患に罹患したとしても安心して生活ができるような医療提供体制および地域作りに、
熊本の医療をささえてくださっている循環器内科の先生方と一緒に貢献できればと考えています。
また私は循環器内科医であると共に常に「内科医」であることを意識しながら診療して参りました。心臓病は心臓以外の疾患と多く関わりを持っており、
単一臓器を超えた全身を診るスキルが循環器内科医に必要不可欠と考えているからです。その信念に基づき広く地域の皆様に信頼されるクリニックを作り上げていきます。
Career etc.経歴等
略歴
2004年3月 熊本大学医学部卒業
2004年4月 熊本大学医学部附属病院 初期研修医
2006年4月 済生会熊本病院心臓血管センター循環器内科レジデント
2009年4月 熊本大学大学院 生命科学研究部 循環器内科学 医員
2013年7月 熊本大学医学部循環器内科 循環器臨床研究先端医療寄付講座 特任助教
2014年4月 国立循環器病研究センター心臓血管内科 心不全科 医師
2016年4月 熊本大学医学部循環器内科 予防医学寄付講座 特任助教
2017年1月 熊本大学医学部附属病院循環器内科 助教
2019年4月 熊本大学病院 助教 アミロイドーシス診療センター 副センター長
2021年10月 熊本大学病院 循環器内科 診療講師
2024年4月 熊本大学病院 心血管寄付講座 客員講師
2024年6月 たかしお内科ハートクリニック 開院
資格
・医学博士
・日本内科学会 内科認定医・総合内科専門医
・日本循環器学会 循環器専門医
・心臓リハビリテーション指導士
・日本循環器学会正会員(Fellow of Japanese Circulation Society: FJCS)
・日本心臓病学会上級臨床医(Fellow of the Japanese College of Cardiology : FJCC)
・難病指定医
・認知症サポート医
・ビンダケル処方認定医師
・着用型除細動器処方医
・心不全緩和ケアトレーニングコース(HEPT)指導者講習受講
・意思決定支援教育プログラム(E-FIELD:Education For Implementing End-of-Life Discussion)受講
所属学会
- ・日本内科学会
- ・日本循環器学会
- ・日本心臓病学会
- ・日本心不全学会
- ・日本心臓リハビリテーション学会
- ・日本アミロイドーシス学会
受賞歴
2013年:熊本大学 学長賞
2012年: 第112回日本循環器学会九州地方会 Young Investigator’s Award, 最優秀賞
2012年:日本心不全学会YIA Finalist
2012年:熊本大学循環器内科同門会 第13回 泰江賞
論文(筆頭著者、主要論文のみ)
- 1.Takashio S, et al. Prevalence of Cardiac Amyloidosis in Patients Undergoing Carpal Tunnel Release With Amyloid Deposition. (Circ J. 2023;87:1047-1055)
- 2.Takashio S, et al. Clinical characteristics, outcome, and therapeutic effect of tafamidis in wild-type transthyretin amyloid cardiomyopathy. (ESC Heart Fail. 2023;10:2319-2329)
- 3.Takashio S, et al. Sex-related differences in the clinical characteristics of wild-type transthyretin amyloidosis cardiomyopathy. (J Cardiol.2021;79:50-57)
- 4.Takashio S, et al. Kumamoto Cardiac Amyloid Survey Investigators. Incidence, clinical characteristics, and diagnostic approach in transthyretin amyloid cardiomyopathy: The Kumamoto Cardiac Amyloidosis Survey. (J Cardiol 2022;80:49-55)
- 5.Takashio S, et al. Superiority of proatrial natriuretic peptide in the prognostic power in patients with acute decompensated heart failure on hospital admission: comparison with B-type natriuretic peptide and other natriuretic peptide forms. (Open Heart. 2019;6:e001072)
- 6.Takashio S, et al. Ratio of pro-B-type natriuretic peptide (BNP) to total BNP is decreased in mild, but not severe, acute decompensated heart failure patients: A novel compensatory mechanism for acute heart failure. (Int J Cardiol. 2018;258:165-171.)
- 7.Takashio S, et al. Diagnostic utility of cardiac troponin T level in patients with cardiac amyloidosis. (ESC Heart Fail. 2018;5:27-35.)
- 8.Takashio S, et al. Persistent increase in cardiac troponin T at hospital discharge predicts repeat hospitalization in patients with acute decompensated heart failure. (PLoS One. 2017;12:e0173336)
- 9.Takashio S, et al. Significance of Low Plasma Levels of Brain-derived Neurotrophic Factor in Patients with Heart Failure. (Am J Cardiol. 2015;116:243-249)
- 10.Takashio S, et al. Correlation between Extent of Myocardial Fibrosis Assessed by Cardiac Magnetic Resonance and Cardiac Troponin T Release in Patients with Nonischemic Heart Failure. (Am J Cardiol. 2014; 113:1697-704)
- 11.Takashio S, et al. Coronary Microvascular Dysfunction and Diastolic Load Correlate with Cardiac Troponin T Release Measured by a Highly Sensitive Assay in Patients with Nonischemic Heart Failure. (J Am Coll Cardiol 2013;62:632-640)
- ほか英語論文(責任著者、共同著者)症例報告多数
著書
・3.心筋疾患 A)概念と治療法の変遷 心臓疾患のCTとMRI 第2版 2024年10月発刊
・臨床雑誌「内科」2024年 4月号 患者さんからよく尋ねられる内科診療のQuestion
[66歳男性、トランスサイレチン型心アミロイドーシス]心アミロイドーシスと診断されました。有名人も罹患されている難病とのことですが、治らないのでしょうか?
・TTRアミロイドーシスの最新の治療 日本臨牀 81(11) 1704-1711, 2023
・トランスサイレチン型心アミロイドーシス治療薬 パチシランナトリウム ・特集/新しい心不全薬のすべて 循環器内科(6):768-773、2022
・アミロイドーシス診断における遺伝子診断の意義 特集/遺伝性不整脈疾患心筋疾患の最新トピック話題 循環器内科(3):362-368, 2022
・肥大を呈する2次性心筋症 ②心アミロイドーシス 心筋症診療のフロントライン 循環器ジャーナル70(1):137-144, 2022
・思考プロセスと実践をミニマムにまとめました 循環器診療エッセンシャル 20. 心アミロイドーシス, 2022(南江堂)
・心アミロイドーシスの診断と治療:どのような患者なら疑って検査し治療するか 循環器内科 89(3):1-8, 2021
・二次性心筋症の早期診断 特集 心不全治療のアップデート 診る4 Heart View 26(1):23-29, 2021
・心アミロイドーシス 循環器診療コンプリートシリーズ『心筋症』 132-146, 2021(学研メディカル秀潤社)
・心アミロイドーシス診療ガイドライン 2020年版 日本循環器学会 編集協力員