内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

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ESC Heart Failure誌の”2023年に引用されたTOP10”に選ばれました

  • 2025.03.22  | 

熊本大学病院循環器内科に在職しているときに心アミロイドーシスに関する研究を行っており、2023年に”Clinical characteristics, outcome, and therapeutic effect of tafamidis in wild-type transthyretin amyloid cardiomyopathy (タファミジスを使用した野生型トランスサイレチン型心アミロイドーシス患者の臨床的特徴、予後及び治療効果)”について欧州心臓病学会の心不全専門誌である”ESC Heart Faulure”に発表しました。この論文がESC Heart Failure誌の”2023年に引用されたTOP10”に選ばれました。

論文の「引用」とは発表論文が他の論文や研究において参考文献として使用されることを意味し、その回数が多いほど、その論文が学術的に影響力があると見なされることが多いとされています。

この論文はトランスサイレチン型心アミロイドーシスの治療薬である”タファミジス(商品名:ビンマック)”の熊本大学での使用症例(125名)を解析し、タファミジスの臨床治験(ATTR-ACT試験)と同様に日本人においてタファミジスを使用しなかった症例よりも使用した症例の方が予後が良好で、臨床経過を評価する上で高感度トロポニンTの有用性を示唆する結果でした。

論文は自分の経験や考えを文章化し、批判的吟味や外部からの評価を受けて更なる研究や臨床現場で参考にしてもらうことで医学の発展に寄与するものです。この論文は熊本大学病院で経験した症例をきちんと経過観察し、今後心アミロイドーシスの治療を受ける患者さんや治療を考慮する医療者に知見を伝えることが出来た論文でした。

 

Clinical characteristics, outcome, and therapeutic effect of tafamidis in wild‐type transthyretin amyloid cardiomyopathy

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